「来月から転勤ね」
4月より転勤を言い渡され、新たな生活をスタートされている方が多い時期かと思います。
その転勤、納得されましたか?
私の主観ですが、転勤に納得する人は少ないと思います。
多くの人が転勤に不満があり、会社から言われて仕方が無いと割り切っているのが現状ではないでしょうか。
全国に営業所のある企業に勤めていると避けては通れない転勤。
転勤を前向きに捉えられる人、捉えられない人がいると思います。

私も転勤族ですが、前向きに捉えられない人でした。
首都圏から地方へ転勤し、5年が経ちました。
生活にも慣れ、地方暮らしを楽しむ事が出来ています。
しかし、将来を考えた時にこのまま転勤を繰り返すのが良いのか、不安に感じる事もあります。
転勤に不満がある方や将来に不安がある方へ、少しでも気持ちが楽になればと思い、私の経験も含めて転勤についての考えを書きました。
なぜ転勤は嫌なのか?
転勤を前向きに捉えられない理由を考えてみました。
- 飛ばされた感がある
- 不本意な人事異動である
- キャリアアップと捉えられない
- 田舎へ転勤となった
- 家族や親と離れてしまう
飛ばされた感がある
周囲からは「あいつは飛ばされた」と見られるかもしれません。
しかし明日は我が身。
そういう事を言っている人も、飛ばされる側の人間になるかもしれません。
いつ何が起きるのかが分からないのが人生。
それが辛くもあり、楽しくもあるところです。
もし飛ばされた人事異動であり、ご自身にも何か思い当たる節があるのなら、過ちを反省し、挽回すればよいのです。
1度の失敗で人生が終わるわけではないのですから。
不本意な人事
自分の思い描いていたキャリアプランではない不本意な人事。
定例的な人事異動、もしくは玉突き人事の様なこともありえます。
運としか言えないですね。
モチベーションが下がる気持ち、痛いほどよく分かります。
しかし、不満を言っていても状況は変わりません。
この様な状況を受け入れ、前向きな気持ちに切り替えていきましょう。
キャリアアップと捉えられない
役職が上がる、次へのステップアップではない定例的な異動。
いわゆる出世コースでない場合は不満です。
これもモチベーションが下がる気持ち良く分かります。
しかし、会社がキャリアアップを考えてくれると期待しない方が良いでしょう。
キャリアは自身で創るもの。
異動先でスキルを磨き、キャリアアップに繋げる努力を地道にやりましょう。
田舎へ転勤となった
大きな都市への転勤ならまだしも、地方都市や田舎への転勤となると気持ちが下がります。
大都市と比べて需要が低く、「大きい市場でバリバリ働きたい!」という願望がある方は、モチベーションが下がるのではないでしょうか。
会社によって違いはありますが、帰省費支給の補助が少ない。
自宅や実家までの帰省距離、気軽に帰る事が出来ないほど遠方の転勤も不満を感じる事でしょう。
家族や親と離れてしまう
持ち家のある家庭持ちの方は単身赴任生活を強いられ、寂しい思いをします。
家族で転勤しても子供の転校や転勤先での生活に慣れるかなどの心配があります。
両親と離れて暮らすと、何かあった時に心配になります。
特にコロナ禍では以前より帰省がし辛くなりました。
孫の顔を見せる事が出来ない、親孝行が出来ないなどの不満が溜まります。
転勤のメリット
デメリットばかり考えてしまう転勤。
ではメリットはあるのでしょうか?
- 新たな環境で仕事が出来る
- 転勤先での生活を楽しめる
新たな環境で仕事が出来る
働きなれた環境から出ると、かなり刺激的になります。
人間にはコンフォートゾーン、いわゆる安心できる場所があります。
そこから出ると、不安や恐怖を感じてしまいます。
しかし、今までと違った価値観に触れる事ができますので、自身の経験値が上がります。
人間力が高まり、仕事の幅も広がると考えればメリットになります。
転勤先の土地を楽しめる
転勤先での名物や名産品に触れる事が出来ます。
せっかく住んでいるので、観光地を巡るのも楽しいです。
転勤しなければ知らなかった事や、美味しいものに出会えるという事も、人間の幅が広がるという意味ではメリットではないかと感じます。
私の転勤経験
私は首都圏で勤務していましたが、田舎の地方都市へ転勤となりました。
全国転勤がある前提で入社しているので、転勤に関して覚悟はしていたのですが不満でした。
それは、妻が出産予定のタイミングでの転勤だったためです。
最初の半年間は単身で転勤。
出産前の不安な時期に、妻と一緒にいてあげられなかった事は不満でした。
また、上司からパワハラを受けて精神的にも参っていた時期でもありました。
その上司は半年前に地方に転勤になりましたが、私も悪いみたいな雰囲気だったので両成敗みたいな感じですかね。(あくまで私の主観ですが。)
なぜパワハラを受けていたのに自分が転勤なの?という感覚でした。
当時は不満でしたので転職も考えましたが、そんな急に決まるわけではありません。
しかもすぐに引き継ぎ、引っ越しをしなければいけませんでしたし、何より子供が産まれる前でしたので、一旦転職はあきらめました。
初めての子育てを見知らぬ土地で、親の援助もなしでしていく事は不安です。
特に妻が精神的に病んでしまうのでは無いかと心配しました。
心配をよそに、妻は転勤先での生活を楽しんでくれましたし、積極的に外に出てはママ友と接点を持てるように努力していました。
不安は沢山あったと思いますが、本当に妻の頑張りに感謝してますし、これ以上妻には迷惑や心配をかけたくないと強く感じました。
不満や不安は多かったですが、気持ちを切り替えて乗り越える事が大事だと思います。
デメリットを上げればきりがないですが、楽しいメリットもあります。
転勤先での生活をいかに楽しむか。
ずっと転勤先で生活をしていくわけではありません。
会社の経費で引っ越しが出来て、貴重な経験が出来る。
人生を楽しむことが出来ている。
こう考えれば気持ちは楽になりませんか?
私は転勤先で美味しい食べ物や文化を知ることが出来たので、凄く良い経験が出来ていると感じてます。
今を楽しむ事が大事だと考えております。
しかし、将来に関する不安があります。
今はコロナ禍で、簡単に帰省することが出来なくなりました。
親と会えない、成長した孫の姿を見せる事が出来ないのは残念です。
そして今後、子供たちが成長して行くにつれて、転勤と共に転校させる事が良いのかどうなのか。
私自身、転校した経験がないので、子供達には転校をさせたくないと考えてます。
今後、地元に家を買い、私自身が単身赴任となるのか。
それとも転勤の無い会社へ転職するのかを検討中です。
働き方と転勤
転勤にはメリット・デメリットがあります。
大事なのは自身の価値観です。
会社が終身雇用を前提に採用をしていた頃は、会社に忠誠を誓い働き、会社の指示通りに転勤する働き方が望ましいとされてきました。
今は終身雇用が維持できなくなってます。
会社もいつ梯子を外すか分かりません。
転勤を前向きに捉えて働くことは良い事ですし否定はしません。
一方、転勤したくないという働き方や価値観も大切だと思います。
ワークライフバランスを重視し、今はリモートワークも出来る時代ですので、そういった企業に転職することも考えた方が良いと思います。
まとめ
転勤は嫌なことばかりではありません。
不満はあるかもしれませんが、まずは前向きに考え、目の前の事に全力で取り組みましょう。
そして、転勤を機に自身の働き方の価値観を考えてみる機会にしてみましょう。
転勤したばかりで気持ちの整理がついていない方や、今後の転勤などで悩んでいる方、ぜひ自分の人生に取ってプラスになる様な思考・行動が出来ると良いですね。
一度きりの人生、会社や仕事に縛られる必要はありません。
また、転勤を機会に心機一転、新たな事にチャレンジするのもお勧めです。
新たな環境で、新たな習慣を始めてみる。
私は朝活を始め、日々を充実させることが出来ました!
是非、こちらもご覧ください。

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